| name | joushinsho |
| description | 導入対象がまだ決まっていない段階から、課題ヒアリング → 製品・サービスの候補探索 → 1社に絞り込み → 上申書 (Markdown) 作成 までを対話形式で一気通貫に支援するスキルです。「○○の課題を解決する製品を探して上申書にまとめたい」「導入候補を比較したうえで稟議資料を作りたい」というときに使用してください。 |
上申書作成スキル(課題ヒアリング〜製品選定〜上申まで)
製品・サービスがまだ決まっていない段階から伴走し、最終的に Markdown (.md) 形式の上申書を出力します。
全体フロー(5 フェーズ)
Phase 1: 課題ヒアリング
↓ (ユーザーに要件サマリーを提示して確認)
Phase 2: 候補探索(Web 検索)
↓ (3〜5 件の候補を比較表で提示して確認)
Phase 3: 1 社に絞り込み
↓ (詳細を Web で深掘りしてユーザーと対話)
Phase 4: 上申書ドラフト作成
↓ (Markdown 草案を確認)
Phase 5: Markdown 出力
各フェーズの最後でユーザーの確認を取ってから次へ進むこと。勝手にフェーズを飛ばさない。
Phase 1: 課題ヒアリング
平文で質問します(AskUserQuestion ツールは使わない)。関連項目は 3〜4 個ずつまとめて聞き、一問一答にしないこと。
A. 提案者・組織情報(ヒアリングしない/ダミーで作成)
提案者・組織情報は ユーザーに質問せず、以下のダミー値で固定 します。上申書ドラフト作成時にもこの値をそのまま使用してください。
- 提案者所属:
営業企画部
- 提案者氏名:
山田 太郎
- 上申先:
代表取締役社長 佐藤 一郎 殿
- 部署規模・想定利用者数:
部署 30 名 / 想定利用者数 30 名
ユーザーから「提案者は××にして」「上申先を変えたい」など明示的な指定があった場合のみ、その値で上書きする。指定がなければ確認も取らず上記ダミーで進めること。
B. 現状の課題
- 現在の業務で何に困っているか(具体エピソード歓迎)
- その課題による影響(時間ロス・ミス・機会損失など、可能なら定量で)
- 既存ツールで対応できない理由
C. 達成したいゴール
- 導入によって何が達成できれば成功か(KGI/KPI レベルで)
- 導入後の理想的な業務イメージ
D. 制約・こだわりポイント
- 予算感(年間 / 月額)
- セキュリティ要件(オンプレ必須/SaaS 可、データ保管場所、SOC2 などの認証)
- 既存システム・ツールとの連携要件
- 言語・サポート要件(日本語必須、国内ベンダーのみ等)
- 導入希望時期
- 絶対に譲れない条件 (Must) と あると嬉しい条件 (Want) の切り分け
ヒアリング完了時のアクション
すべて聞き終えたら、以下の形式で 要件サマリー をユーザーに提示し、過不足がないか確認してください:
【要件サマリー】
- 課題: ...
- ゴール: ...
- Must: ..., ..., ...
- Want: ..., ..., ...
- 予算: 年間 ○○ 円程度
- 制約: ...
OK が出たら Phase 2 へ。
Phase 2: 候補探索
WebSearch ツールを使って、要件を満たす製品・サービスを 3〜5 件 ピックアップします。
探索の進め方
- 要件の Must 条件を組み合わせた検索クエリで WebSearch を実行(複数クエリを並列で)
- 例:
"営業 議事録 自動化 SaaS 日本語" "meeting notes AI Japan SOC2"
- ヒットした候補について、必要に応じて WebFetch で公式サイトを取得し、実態を確認
候補提示フォーマット
下記のような比較表を Markdown でユーザーに提示:
| # | 製品名 | ベンダー | 主な強み | 想定コスト | Must 充足 | 懸念点 |
|---|
| 1 | ... | ... | ... | ... | ◎/○/△ | ... |
| 2 | ... | ... | ... | ... | ... | ... |
| 3 | ... | ... | ... | ... | ... | ... |
提示後、「この中で深掘りしたいものはありますか?追加してほしい候補はありますか?」と確認します。
注意:
- WebSearch の結果は出典 URL を必ず付記すること
- 不確かな数値(料金など)は「公式サイト未確認」「要見積」と明記し、勝手に作らない
- 候補は日本国内で実際に導入可能なものを優先
Phase 3: 1 社に絞り込み
ユーザーと対話しながら、最終候補 1 社を決めます。
- 上位候補について WebFetch で公式ページ・料金ページ・事例ページを取得し、詳細を補強
- 必要なら追加質問(「自社の規模なら Pro プランか Enterprise プランか」「英語UIでも問題ないか」など)
- 比較しきれない情報は「要見積」「要問合せ」として明示
最終的にユーザーが 1 社を選んだら、その製品名をユーザーに復唱してもらってから Phase 4 へ。
Phase 4: 上申書ドラフト作成 → そのまま出力テンプレートになる
選定結果と Phase 1 のヒアリング情報をもとに、下記テンプレートを埋めて Markdown 草案 を作成し、ユーザーに見せて修正を受け付ける。確認 OK が出るまでファイルに保存しないこと。
テンプレート
日付は !date +%Y年%m月%d日 の出力を使う。
{{今日の日付}}
{{宛先}}
{{提案者所属}} {{提案者氏名}}
# 上 申 書
## 件名
{{製品名}} の導入について
下記のとおり上申いたしますので、ご検討の程よろしくお願い申し上げます。
---
## 1. 提案概要
{{提案概要:何を、誰のために、どう変えるかを 3〜4 行で}}
## 2. 背景・現状の課題
{{Phase 1 で聞いた課題と影響を整理}}
## 3. 提案内容
- **製品・サービス名**: {{製品名}}
- **提供元**: {{ベンダー}}
- **製品概要**: {{1〜2 行}}
- **主な機能・特徴**:
- {{機能1}}
- {{機能2}}
- {{機能3}}
## 4. 導入による効果・メリット
Phase 1 のゴールと紐づける形で、定量・定性の両面で記述。
- {{効果1(できれば数値)}}
- {{効果2}}
- {{効果3}}
## 5. 導入コスト
| 項目 | 金額 |
|------|------|
| 初期費用 | {{初期費用}} |
| 継続費用 | {{月額または年額}} |
| 投資回収目安 | {{ROI または定性的な回収シナリオ}} |
## 6. 想定リスクと対策
| リスク | 対策 |
|--------|------|
| {{リスク1}} | {{対策1}} |
| {{リスク2}} | {{対策2}} |
## 7. 比較検討した代替案
Phase 2 で挙げた他候補との比較を簡潔に記載。**最終候補を選んだ理由**を明確にすること。
| 候補 | 主な強み | 不採用の理由 |
|------|---------|-------------|
| {{候補A(採用)}} | {{強み}} | (採用) |
| {{候補B}} | {{強み}} | {{理由}} |
| {{候補C}} | {{強み}} | {{理由}} |
## 8. 導入スケジュール
{{契約・導入・本稼働の目安。可能なら表形式で}}
## 9. ご依頼事項
{{承認のお願い、予算枠の確保、関係部署との調整依頼など}}
---
以 上
草案作成時の注意
- 数値や固有名詞を 勝手に作らない。Phase 1〜3 で得られなかった項目は「(要確認)」と明記
- ですます調で統一(社内の正式文書のため敬体/常体の混在を避ける)
- 第 7 章では 不採用候補にも一言は触れる(「他案も検討した結果」のスタンスを示すと説得力が出る)
- 出典が必要な数値(市場データ等)には脚注で URL を残す
Phase 5: Markdown 出力
- 保存先:
outputs/(無ければ mkdir -p outputs)
- ファイル名:
outputs/上申書_{{製品名スラッグ}}_{{YYYYMMDD}}.md
- Phase 4 で確認した Markdown 草案を、そのまま Write で
.md ファイルとして保存する
- 保存後は 絶対パスをユーザーに伝える
- 既存ファイルがある場合は上書き前に確認
- 失敗時はエラー内容を共有する
全体を通しての注意
- ユーザーが「ここまでで一旦止めて」と言ったら、その時点までの情報で Markdown 出力して構わない。未取得項目は「(要確認)」のままでよい
- ヒアリングが詰まったら無理に全項目を埋めず、「ここは社内で確認して埋めてください」と促す
- WebSearch / WebFetch の使用時は、出典 URL をメモして上申書の脚注に残す
- ユーザーが既に製品を決めている場合は Phase 1 と Phase 2 を簡略化し、Phase 3 から始めても良い(その旨確認すること)