| name | thinking-mece |
| description | MECE(Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive)を用いた構造化された分解プロトコル。 |
MECE
核心: 目的設定 → 切り口決定 → 漏れ・ダブりチェック
MECEの2つの条件
ME: Mutually Exclusive(相互排他)
→ 重複がない
CE: Collectively Exhaustive(全体網羅)
→ 漏れがない
漏れは致命的(後から気づけない)、ダブりは修正可能(冗長なだけ)
実行プロトコル
1. [目的設定]
何のためにMECE分解するか明確にする
例: 「リファクタリング対象を特定するため」
2. [切り口決定]
分解の軸を決める(これが最重要)
- 時間軸: 過去/現在/未来
- プロセス軸: 入力/処理/出力
- 対象軸: ユーザー/システム/データ
- 階層軸: 戦略/戦術/実行
3. [項目列挙]
切り口に沿って項目を洗い出す
- まず思いつくものを全て列挙
- その後、分類・整理
4. [漏れ・ダブりチェック]
- ME確認: 各項目は重複していないか?
- CE確認: 「その他」に何か入らないか?
5. [構造化]
チェック済みの項目を階層構造に整理
よく使う切り口
| 切り口 | 分類例 | 使いどころ |
|---|
| 3C | Customer/Competitor/Company | 市場分析 |
| 4P | Product/Price/Place/Promotion | マーケティング |
| QCD | Quality/Cost/Delivery | プロジェクト管理 |
| 入力/処理/出力 | - | システム分析 |
| Who/What/How | - | 要件整理 |
出力テンプレート
## MECE分解
### 目的
[何のために分解するか]
### 採用した切り口
[選んだ分解軸とその理由]
### 分解結果
[親カテゴリ]
├─ [子1]
│ ├─ [孫1-1]
│ └─ [孫1-2]
├─ [子2]
│ └─ [孫2-1]
└─ [子3]
### チェック結果
- ME(重複なし): [OK/NG - 詳細]
- CE(漏れなし): [OK/NG - 詳細]
### 優先順位(必要な場合)
| 順位 | 項目 | 理由 |
|------|------|------|
| 1 | ... | ... |
| 2 | ... | ... |
併用パターン
| 併用する思考法 | 役割 |
|---|
| ロジカルシンキング | 分解後の構造化 |
| クリティカルシンキング | 切り口の妥当性を検証 |
| 演繹的思考 | 既存フレームワークの適用 |
アンチパターン
| やりがち | 問題 | 対策 |
|---|
| 切り口を決めずに分解 | 一貫性がなくなる | 最初に切り口を宣言 |
| 漏れより重複を恐れる | 重要な要素を見落とす | 漏れチェックを優先 |
| 細かすぎる分解 | 実用性がなくなる | 目的に合った粒度で止める |
| 「その他」を乱用 | 漏れを隠蔽してしまう | 「その他」の中身を具体化 |
注意
切り口の選択が全てを決める
同じ対象でも切り口が変われば分解結果は全く異なる。目的に最も適した切り口を選ぶことが、MECE分解の成否を分ける。