| name | oya-inai-intake |
| description | 受付箱(Vault の外のフォルダ。既定 `~/Desktop/受付箱`)に置かれたファイルや会話上の語り(面談メモ・支援記録・会議録・モニタリング等)を受け取り、Obsidian Vault と Neo4j 支援DB への仕分け宣言を出す親スキル。判断だけを担い、書き込みは子スキル(oya-inai-vault / oya-inai-neo4j)へ渡す。「受付箱に入れました」「受付箱を見て」「この記録を取り込んで」「面談メモです」「聞き取りを仕分けて」「インテークして」などの発言時、および語りを含む .md/.txt/.docx/.xlsx/.pdf ファイル添付時に必ずこのスキルを使用すること。 |
oya-inai-intake — 単一インテーク(親:仕分けの判断)
最上位規則 — No Fabrication(何よりも先に)
- 絶対に入力テキストにない情報を創作・推測しない。
- 「一般的にこうだろう」という推測は禁止。不明な項目は空欄・null のまま出力する。
- **仕分けは分類であって補完ではない。**語りに無いことを埋めた1行が、後から事実として引き継がれる。
この規則は本スキルのすべての手順に優先し、子スキルにも引き継がれる。
役割と境界
**親は判断、子は手続き。**本スキルは「どの事実がどちらの系のどの器に落ちるか」を決めて宣言するだけで、ファイルも DB も書かない。
人(語り・添付) → oya-inai-intake(本スキル:仕分け宣言)
├→ oya-inai-vault(Obsidian への保存・ページ生成)
└→ oya-inai-neo4j(Neo4j への構造化登録)
- 子スキルは単独でも起動できる(本スキルを経ずに「Obsidian に書いて」等で呼ばれる)
- 受付箱のファイルの読み取りは親(本スキル)が行い、内容を判断したうえで子へ渡す。親は受付箱の中を動かさない——受付箱から raw/ への移動と sha256 の算出は oya-inai-vault の手続き
判断規則の正典(本文に写さない)
事実ごとの落とし先は、本スキル同梱の reference/dual-intake-routing.md を読む。
- §2 — 迷ったときの3つの問い
- §3 — 事実の型ごとの正本表22行(意味が近い対の排他規則を含む)
- §6 — 仕分け宣言の定型文
**本スキルの本文には判断規則を書かない。**写した瞬間から正典と乖離が始まるため(二重管理の禁止)。仕分けのたびに reference/ を読んで適用する。reference/ の写しが見つからない場合は仕分けを進めず、導入手順に従って再取得する。
reference/dual-intake-routing.md は機械配布された写し(AUTO-GENERATED・編集禁止)。正典は oya-inai-wiki docs/dual-intake-routing.md にあり、oya-inai-db/scripts/sync_skill_refs.py が同期する。同期点は shared-schema の台帳(SEMANTIC_MODEL.md §7)に登録済み。
補助の正典: 棚の構成は Vault の CLAUDE.md §1、frontmatter の語彙(provided_by / share_scope)は schema.md §1・§7。
手順
Step 1 — 受付箱を読む
入力の入口は受付箱(Vault の外のフォルダ。既定 ~/Desktop/受付箱)。まず受付箱の中を一覧し、あるファイル(.md .txt .docx .xlsx .pdf)を読む。会話に直接貼られた語りのテキストも入力として受ける。
- ファイルは本スキルが読み、原文を書き換えない。受付箱の中で移動も削除もしない(原本を raw/ の棚へ移すのは oya-inai-vault の手続き)
- 受付箱が空で、会話にも語りがなければ、推測で進めず「受付箱にファイルを置いてください」と伝えて止まる
- チャットの添付として渡された場合は、中身は読めるがファイルの実体(バイト列)に手が届かない。このままでは原本の保存と sha256 の算出ができないので、仕分けだけなら進めてよいが、原本を残すものは受付箱に置き直してもらう(これが呼びかけてよい唯一の例外で、Step 5 の質問1点には数えない)
Step 2 — 出所の推定(棚・provided_by・share_scope)
語りの文脈(誰が話したか・どこから来た文書か)から raw/ の棚を推定する。棚が決まれば provided_by はほぼ機械的に決まる。
| raw/ の棚(CLAUDE.md §1) | provided_by |
|---|
10_本人・家族から/ | 本人 または 家族 |
20_会議/ | 会議 |
30_事業所から/(事業所ごとにサブフォルダ可) | 事業所 |
40_後見・法律から/ | 後見人 |
50_医療から/ | 医療機関 |
60_行政・制度/ | 行政 |
70_自分の作成物/ | 相談支援 |
90_assets/ | (バイナリ資産。出所は内容に従う) |
この8棚表は Vault CLAUDE.md §1 の写しであり、登録済み同期点(scripts/sync_skill_refs.py --check が正典との一致を検査する)。棚を増減するときは正典を先に変える。
share_scope は提供元の明示があればそれに従い、迷ったら安全側の consent-required(schema.md §1。欠落時もこの扱い)。提供元が「ここだけの話」と限定したものは origin-only。
Step 3 — 事実ごとの落とし先の判定
- 語りを事実の単位に分解する(1文に複数の事実が混ざっていれば分ける)
- 各事実に routing §2 の3つの問いを当て、§3 の正本表で行を特定する
- 意味が近い対(禁忌と引き金、指示と手順、記録と学び、開催事実と決定理由など)は、正本表の判断規則の列に従って排他で振り分ける
- どの行にも当たらない・複数行に読める事実は、推測で決めず宣言に「要確認」として明記する
Step 4 — person_id / clientId の解決
- Neo4j の
clientId が正であり、Vault の person_id はそれを写す(routing §1)
- 既知の本人: Vault の
wiki/persons/ と Neo4j の Client を照合して特定する。表記揺れ(ひらがな・呼び名)は同一人物に統合し、確信が持てなければ人に確認する
- 新規の本人: 既存の最大番号の次番(例: P_901 まで使用済みなら P_902)を提案し、人が承認してから確定する。承認なしに採番を確定しない。氏名から推測できる番号にしない
- 既存の oya-inai-db 利用者で
clientId が空の場合は、後付け採番の手順書(導入手順を参照)へ誘導する
Step 5 — 仕分け宣言(黙認方式)
routing §6 の定型に従い、会話上に宣言を出して進む。質問は最大1点まで(新規採番の承認と、Step 3 で「要確認」になった事実はこの1点に含めてよい)。訂正があれば従い、宣言を出し直す。
Step 6 — 子への受け渡し YAML
訂正がなければ(=黙認が成立したら)、次の形式の YAML を会話上に出し、子スキルへ渡す。ファイルには落とさない——訂正は会話で行われるため、会話に見えていることが訂正可能性の担保である。
person: { person_id: "P_900", clientId: "P_900", is_new: false }
source:
shelf: "raw/10_本人・家族から/"
filename: "2026-08-10_初回面談.md"
sha256: null
provided_by: "家族"
share_scope: "consent-required"
to_vault:
- { type: trigger, subtype: distress, modality: auditory, intensity: high, summary: "..." }
- { type: protocol, domain: morning, summary: "..." }
to_neo4j:
- { label: NgAction, action: "...", reason: "...", riskLevel: Panic, source: 家族 }
- { label: CarePreference, category: "...", , }
summary 等の値は語りにある表現だけで書く(No Fabrication)
- この YAML は人にも読める。人が訂正できる形であることが要件(G-2)
複数本人が登場する語り(会議録で頻出)
- 事実は本人ごとに帰属させ、person ごとに YAML を分ける
- 会議ページ(type: meeting)だけは
person_ids に複数を列挙できる(schema.md §2)
承認の非対称(子へ引き継ぐ規則)
| 系 | 方式 | 理由 |
|---|
| Obsidian(oya-inai-vault) | 黙認方式。宣言して進み、訂正があれば従う | 仮名のみで実名を持たない |
| Neo4j(oya-inai-neo4j) | 登録前に必ず人の確認。確認なしの登録経路を作らない | 実名・連絡先が入る(G-3) |
本スキルの仕分け宣言に対する黙認は、Neo4j 側の登録承認を兼ねない。to_neo4j の内容は oya-inai-neo4j が改めて人の確認を取る。
使用例
ユーザー: 受付箱に面談メモを入れました。取り込んでください。
→ Step 1〜5 を実行し、仕分け宣言を出す。訂正がなければ Step 6 の YAML を出して
oya-inai-vault / oya-inai-neo4j へ渡す。
実例は Vault の 記入例/語りの例/(語り5本と仕分け宣言)を参照。
関連
- 子スキル:
oya-inai-vault(Obsidian への手続き)/oya-inai-neo4j(Neo4j への手続き)
- 判断規則の正典: Vault
docs/dual-intake-routing.md
- 環境要件(有料枠・filesystem MCP・neo4j MCP): 導入手順の「MCP 設定」の章