| name | agent-discover |
| description | AIエージェントを作るときの最初の段階。業務担当者へのヒアリング内容(hearing_sheet_*.md の記入結果)を読み取り、spec.md の初版・hearing_notes.md・usecase_catalog.md を生成する。「○○業務を効率化したい」「○○エージェントを作りたい」と相談されたとき、まずこのスキルで業務理解とユースケース抽出をする。リサーチ・レビュー・抽出・アシスタント系のいずれにも使える。 |
agent-discover — ヒアリング → ペルソナ・ユースケース抽出
いつ使うか
- ユーザーが「○○エージェントを作りたい」「○○業務を AI で効率化したい」と相談してきたとき、最初に呼び出す
- ヒアリングシート (
reference/hearing_sheet_*.md) が記入されている、もしくは口頭で業務説明があるとき
出力
workspace/<project>/v1/(バージョンが進めば v2/, v3/...)に以下を生成:
| ファイル | 内容 |
|---|
spec.md | 初版仕様書。次の /agent-decompose 以降が「正」として扱う |
hearing_notes.md | 業務担当者から引き出した素のメモ(後の検証用) |
usecase_catalog.md | 30件程度のユースケース一覧(LayerX 流) |
reports/discover_report.md | このスキルの作業報告 |
進め方
Step 1: エージェント種別の特定
ユーザーの相談内容から、どのヒアリングシートを使うか判定:
- リサーチ系: 外部情報を集めて要約・配信したい
- レビュー系: ルールに照らして評価・チェックしたい
- 抽出系: 文書/ファイルから情報を取り出したい
- アシスタント系: 質問応答・FAQ対応をしたい
reference/hearing_sheet_<種別>.md を提示し、未記入なら一緒に埋める。
Step 2: 共通ヒアリング項目の確認
reference/hearing_templates.md のチェックリスト(A〜H)を順に確認:
- A. 業務の理解(ステップ分解、判断スキルの言語化)
- B. 入力と出力
- C. 成功基準と評価
- D. 制約(コスト・速度・セキュリティ)
- E. 運用(トリガー・レビュー・変更管理)
- F. リスク
- G. ユースケースカタログ
- H. 完了判定
Step 3: 編集者の声を引き出す(最重要)
「人の判断スキル」を言語化する のがこのスキルの肝。具体的に深掘り:
質問例:
「経験豊富な担当者が見ると一発で『これは外せない』と思う記事の特徴は?」
「新人がよく間違える判断のパターンは?」
「『広報的すぎる発表』と『本物の動き』をどう見分けてる?」
「で、ウチはどう動くか、を考えるとき、どの観点を優先する?」
回答を editorial.persona / perspective / rules の3つの形式に整理。
Step 4: ユースケースカタログの作成
30件程度のユースケースを表にまとめる。各ケースに:
- 想定ユーザー(誰が使う)
- 想定頻度
- 価値(何が改善する)
- 詳しい人(後で問い合わせる相手)
Step 5: 評価データの確保
- 「良い出力の例」「悪い出力の例」をそれぞれ3件以上収集
- 評価指標を3〜5個定める
- データセット作成計画(誰が、いつまでに、何件)
Step 6: spec.md の生成
reference/spec_template.md をベースに、以下のセクションを埋める:
# スペック: <エージェント名> v1
## 1. 目的
## 2. エージェント種別
## 3. 入力 / 出力
## 4. 編集者ペルソナ
## 5. 編集者の視点
## 6. 執筆ルール
## 7. 情報源(リサーチ系の場合)
## 8. カテゴリ構成
## 9. 評価指標と目標値
## 10. 制約(コスト・速度・セキュリティ)
## 11. 運用条件(トリガー・配信先・レビュー)
## 12. 既知のリスクと対処
## 13. 次のアクション
Step 7: 完了判定
hearing_templates.md の §H「完了判定」を全項目チェック。
未確定項目があれば、次のヒアリングのためのリストとして spec.md に明記。
出力ルール
- すべての成果物は
workspace/<project>/vN/ に出力
- N が決まらない場合は v1 から開始
- spec.md は「このバージョンの正」。後続スキルは spec.md を読んで動く
- ヒアリング不足の項目があれば spec.md の末尾に 「未確定項目」 として明示
このスキルが「やらない」こと
- 設計・実装(それは
/agent-decompose /agent-prototype の仕事)
- 評価データの収集自体(業務担当者と一緒にやる)
次のステップ
ヒアリングが完了したら:
/agent-decompose
spec.md を読んで、業務プロセスをノードに分割し、設計パターンを選定する。