| name | meeting-run-design |
| description | 経営会議・役員会・経営合宿の「当日の進行」を、資料と同格の成果物として設計する。分単位のタイムボックス、ファシリテーション進行台本、決定キャプチャシート (空欄を資料に同梱)、決定後の追跡受け皿 (宿題表・次のゲート) を作る。 経営会議・合宿・役員会・ワークショップの資料を作るとき、または「当日どう進めるか」「時間配分」「ファシリ」「決まったことをどう残すか」を考えるときは必ずこの skill を使う。「立派な資料はできたが、当日の議論が時間内に終わらない / 何が決まったか残らない / 決定がその後フォローされない」を防ぐ。 資料の論理構造は decision-deck-architecture、HTML 化は exec-deck に渡す。1on1 や定例の軽い打ち合わせには使わない (重い意思決定の場が対象)。 |
meeting-run-design — 会議運営を成果物にする
資料が完成しても任務は終わっていない。資料のゴールは「立派な資料」ではなく その場で良い意思決定が下り、決定が実行に移ること。ところが資料制作に集中すると、当日の時間配分・進行・決定の記録・その後の追跡が設計されないまま本番を迎えがちになる。この skill は、会議運営を資料と同格の成果物として初日から立てる。
1. タイムボックス (分単位)
- 各議題に分単位で時間を割り当てる (「午後に議論」でなく「14:00-14:25 決定① / 14:25-14:50 決定②」)。
- 各決定項目に「背景共有 X 分 + 議論 Y 分 + 決を採る Z 分」を割る。決を採る時間を必ず確保する (議論で時間切れ → 持ち越しを防ぐ)。
- 重い決定ほど後ろでなく前半に置く (頭が疲れる前に)。
- バッファを 1 つ入れる (議論は必ず延びる)。
2. ファシリテーション進行台本
- 各議題の冒頭で「この場で決めること」を 1 文で宣言する台本を用意 (decision-deck-architecture の決定項目に対応)。
- 背景説明に時間を溶かさない。背景は資料に front-load し、当日は「資料の §X は読了前提」として議論から入る。
- 発散したときの戻し方 (「今は決定①の話に絞ります」)、決まらないときの落とし方 (「保留 + 宿題で次のゲートへ」) を台本に入れておく。
- 誰が進行し、誰が決を宣言するか (意思決定者) を明確に。
3. 決定キャプチャシート (空欄を資料に同梱)
会議中にその場で埋める空欄を、資料そのものに埋め込む (assets の capture-sheet.md 参照)。後から議事録を起こすのでなく、その場で決定を確定させる。
- 各決定: 合意 / 保留+宿題 / 却下 のどれか。
- 保留なら宿題 (owner / 期限)。
- 決定の一文サマリー。
- exec-deck で資料化するなら、各
.discussion の末尾に「退室時の状態」欄として置く。
4. 決定後の追跡受け皿
決定は下した瞬間に風化し始める。追跡の器を会議の成果物として用意する。
- 決定サマリー表: 何が・誰が・いつまでに。会議直後に配る。
- 次のゲート: 1 ヶ月 / 3 ヶ月 / 6 ヶ月で「何を確認するか」。各決定の先行指標・撤退ライン (decision-deck-architecture) をここに接続する。
- 追跡の場 (次の定例 / レビュー) に決定を持ち込む段取り。
設計の進め方 (チェックリスト)
- 議題 = 決定項目 (decision-deck-architecture の N) に対応しているか?
- 各議題に分単位の時間 + 決を採る時間が割り当てられているか?
- 冒頭宣言・発散時の戻し・決まらない時の落とし、の台本があるか?
- 決定キャプチャの空欄が資料に同梱されているか?
- 決定サマリー・宿題表・次のゲートの受け皿があるか?
- 背景は front-load され、当日は議論から入れるか?
アンチパターン
- 資料完成を任務完了と錯覚する (場の成功まで設計しない)
- 決めたきり追跡の器がない (決定が風化する)