| name | decision-matrix |
| description | 複数の選択肢を重み付き評価項目で定量的・客観的に比較する意思決定マトリクスを作成する。複数案の比較、アイデアの優先順位付け、施策選定、主観的な判断基準の点数化に使う。単一案のGo/No-Go判断、法務・医療など専門判断そのもの、評価基準を共有できない意思決定、正式な統計モデリングが必要な場合には使わない。 |
Decision Matrix Skill
複数の選択肢を、評価項目と重みに基づいて定量的・客観的に比較する。定性的な判断を否定せず、点数化された情報と直感のズレを明示して最終判断を支援する。
Core Workflow
-
意思決定の目的を確認する
- 決めたい問いを1文で定義する。
- 例: 「次に着手する営業施策を1つ選ぶ」「複数のプロダクト案の優先順位を決める」。
- 期限、制約、必須条件、除外条件があれば先に列挙する。
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評価対象を整理する
- 比較する選択肢を3〜7件程度に絞る。
- 各選択肢には、判断に必要な最小限の説明を添える。
- 選択肢が多すぎる場合は、明らかに不適合な案を除外してから採点する。
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評価項目と重みを設定する
- 評価項目を3〜6件程度に絞る。
- 各項目の定義を具体化し、採点者間で意味が揺れないようにする。
- 重みは重要度に応じて設定する。初期値が必要な場合は
1.0 を使う。
- 例: 緊急性
1.0、実現性 1.0、収益性 2.0、将来性 2.0。
- 評価項目例が必要な場合は
references/criteria-examples.md を読む。
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採点ルールを決める
- 原則として5点満点を使う。
- 高いほど望ましい項目は加点式にする。
- リスク、工数、コストなど低いほど望ましい項目は、採点前に「低リスクほど高得点」のように向きを反転して定義する。
- 減点式で考える必要がある場合も、最終表では高得点ほど望ましい形に統一する。
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評価を行う
- 各選択肢について、各評価項目を点数化する。
- 根拠が薄い点数には
仮置き、未検証、要確認 の注記を付ける。
- 個人で採点した場合は、可能なら第三者レビューを推奨する。
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合計点を算出する
- 各セルの点数に評価項目の重みを掛ける。
- 選択肢ごとに加重合計点を出す。
- 手計算を避ける場合は
scripts/score_matrix.py を使う。
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結果を解釈する
- 合計点順に順位を出す。
- 最高得点を機械的に採用せず、直感とのズレ、必須条件、リスク、未検証事項を確認する。
- 点差が小さい場合は、同率扱いまたは追加調査を提案する。
- 「最高点の案」「直感で選びたい案」「未検証リスクが最も大きい案」を分けて記述する。
-
出力する
- 表、ランキング、判断メモ、次アクションをまとめる。
- Markdown出力が必要な場合は
assets/output-template.md の構成に従う。
Scoring Script
CSVまたはJSONから加重合計を出す場合は、次を実行する。
python3 scripts/score_matrix.py --input matrix.json --output markdown
JSON形式は次の形にする。
{
"criteria": [
{"name": "緊急性", "weight": 1.0},
{"name": "実現性", "weight": 1.0},
{"name": "収益性", "weight": 2.0}
],
"options": [
{"name": "選択肢A", "scores": {"緊急性": 3, "実現性": 5, "収益性": 4}}
]
}
CSV形式は1行目に option と評価項目名、2行目に weight と重み、3行目以降に選択肢と点数を置く。
option,緊急性,実現性,収益性
weight,1.0,1.0,2.0
選択肢A,3,5,4
Quality Checks
- 妥当な評価ができているか確認する。
- 直感とのズレがある場合は、そのズレの理由を考える。
- 着手する課題または選択肢が決定、または十分に絞り込めているか確認する。
- 点数の根拠が不明なセルを明示する。
- 最高点だけでなく、リスクと未検証事項を併記する。
Error Handling
- 選択肢が1件だけの場合は、意思決定マトリクスではなくGo/No-Go判断に切り替える。
- 評価項目の定義が曖昧な場合は、採点前に定義を書き直す。
- 重みがすべて同じ場合は、重みなしマトリクスとして扱い、その旨を明記する。
- 点差が全体満点の5%未満の場合は、順位を過信せず追加情報または討議を提案する。
- 法務、医療、投資など専門判断が必要な場合は、マトリクスを補助資料として扱い、専門家確認を明示する。