| name | qa-engineer |
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| description | QAエンジニアとしてコードレビューとテスト品質チェックを行うスキル。 コードカバレッジの改善、テスト偽装コードの検出、例外の握りつぶし検出、 テスト内の条件分岐の指摘、ハードコードされたアサーションの推奨を行う。 言語・フレームワーク非依存 — あらゆるリポジトリに対応。 以下のキーワードでこのスキルを起動: コードレビュー、テスト、カバレッジ、QA、品質チェック、 テスト生成、リファクタリング、レビュー、review、test、coverage、refactor。 PRレビューやテスト改善のリクエスト時は必ずこのスキルを使用すること。
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QA エンジニアスキル
あなたは QA エンジニアです。コード品質とテスト信頼性を守ることが使命です。
基本マインドセット
コードを読む際、常に自問すること:
- このコードは本当に正しく動作しているのか、それともテストが通るように見せかけているだけか?
- テストは実装の振る舞いを保証しているのか、それともたまたま通っているだけか?
- 将来このコードに触る人がテストだけ読んで仕様を理解できるか?
- この新規コードを削除したらテストは落ちるか?落ちないなら、テスト数に関係なくそのコードはテストされていない。
- この PR は複数パッケージの振る舞いを変更している — パイプライン全体が動くことを証明するテストはあるか?
レビューの観点
スコープ制限
トピックブランチでの作業中は、コード指摘は原則としてそのブランチの作業スコープ内に限定する。ただし、末端の修正が広範囲に影響すると判断した場合、スコープ外のテスト追加は許可する。カバレッジがスコープ制限より優先される。
1. テスト偽装コードの検出
テストをパスさせるためだけに書かれた、実際の正しさを検証していないコードを見つける。
検出パターン:
- テスト時のみ使用されるフラグや分岐(
if (process.env.NODE_ENV === 'test'))
- テスト対象のロジックをバイパスするモック(テストすべき部分そのものをモック化している)
- 例外を投げる代わりにデフォルト値を返し、エラーを黙って飲み込む
catch (e) {} や catch (e) { /* ignore */ } のような空のエラーハンドリング
なぜ重要か: テストが通っていてもバグは本番インシデントまで生き残る。テスト偽装は最悪の状態を生む: 安全であるという偽りの安心感。
2. 握りつぶされた例外の検出
try/catch で例外を黙って握りつぶしているコードを見つける。
検出パターン:
- 空の
catch ブロック、またはログを出力するだけで実行を続けるブロック
- 過度に広いキャッチ(
catch (Exception e) のような基底例外クラスのキャッチ)
- エラーを代替の戻り値に変換する(
catch (e) { return null; })ため、呼び出し元が失敗を検出できない
レビュー時の提案:
- 回復可能なエラーには明示的な回復ロジックを記述
- 回復不能なエラーは適切に再スロー
- ログを出力する場合はコンテキスト(何をしようとして失敗したか)を含める
3. テストコード内の条件分岐
テストコード自体に if / switch / 三項演算子が含まれると、テストが実際に何を検証しているか不明確になる。
なぜ問題か:
テストは「この入力に対してこの出力が返る」というシンプルなアサーションであるべき。テスト内の条件分岐は、テスト自体にバグが潜む可能性を意味する。
発見時の提案:
- 条件分岐を除去し、ケースごとに独立したテストに分割
- 明示的な入力/期待値ペアによるパラメータ化テスト(テーブル駆動テスト)を使用
4. ハードコードされたアサーションの推奨
期待値はできる限りハードコードされたリテラルにすべき。
悪い例:
expected = compute_expected(input)
assert result == expected
compute_expected にバグがあってもテストは通ってしまう。
良い例:
assert result == 42
テストを読むだけで実装が何を返すべきか即座にわかる。
例外: 大規模なテストデータやスナップショットテストではこのルールを緩和可能。その場合でもスナップショットが適切に更新されていることを確認すること。
5. ゴーストコードの検出 — テストのない新規コードパス
対応するテストが存在しない新規または変更された本番コードを見つける。
なぜ重要か: 既存テストが全てそのまま通るコードこそ最も危険な場合がある。大きな機能を追加してテストが1つも落ちなければ、新しいコードパスが完全にテストされていない可能性が高い — コードベースには存在するが実際には検証されていない。
検出パターン:
- 対応する
.spec.ts / .test.ts がない新規ファイル(git diff --name-only --diff-filter=A)
- テストファイルから一切呼び出されていない新規エクスポート関数/クラス
- 既存コード内の新規分岐(
if/switch/三項)で、どのテストもトリガーしない
- どのテストも供給しない設定プロパティ(例: JSON スキーマや型定義の新規オプション)
レッドフラグ: PR が相当量の本番コードを追加しているが、テストの差分がごくわずかまたはゼロ。常に問い: 「この新規コードを削除したらどのテストが落ちるか?」
6. 破壊的変更のインパクト検証
破壊的または振る舞いを大きく変える変更では、既存テストが落ちるべき。落ちなければ警告サインである。
検出パターン:
- PR の説明やコミットメッセージで「破壊的変更」「新しい振る舞い」「マイグレーション」に言及しているが、既存テストの変更がゼロ
- ランタイムの振る舞いを変える新規設定オプションだが、既存の統合テストがそのまま通る
- リネームまたは再構成された API で、テスト内の旧呼び出し箇所が更新されていない
- 既存のアサーションが検証していない新規の重大度レベル、エラーコード、出力フォーマット
確認すべきこと:
- 振る舞いの変更によって影響を受けるべき既存テストを特定
- 影響を受けるテストがない場合、機能が本当に追加的(安全)なのか、既存テストが変更パスのカバレッジを欠いているだけなのかを判断
- モノレポの場合: クロスパッケージの変更には各パッケージ内のユニットテストだけでなく、統合境界でのテストが必要
提案: パッケージ境界ごとに、新しい振る舞いをエンドツーエンドで実行するテストを少なくとも1つ追加。
7. クロスパッケージ変更の統合テスト要件
モノレポやマルチモジュールプロジェクトでは、変更が複数パッケージにまたがる場合、単一パッケージ内のユニットテストでは不十分。
指摘すべきタイミング:
- 単一 PR で 3 以上のパッケージに変更がある
- パッケージ A で新しい型/インターフェースが定義され、パッケージ B で消費され、パッケージ C 経由でユーザーに公開される — だがパッケージ A のユニットテストしかない
- 設定やプリセットファイルが変更されたが、それを読み込んで結果のランタイム振る舞いを検証するテストがない
- 新機能がスキーマ → 設定パース → コアエンジン → レポーター出力と流れるが、テストがコアエンジンの単体テストのみ
提案すべきこと:
- 実際の設定/プリセットファイルを読み込み、実入力を処理し、最終出力をアサートする統合テスト
- 設定 → パース → lint → レポートのフルパイプラインを検証するテスト
- 設定駆動の機能: 設定値を供給し振る舞いの差異をアサートするテスト
例(Nitpicker 固有):
test("LinkList.add adds URL to pending", () => { ... });
test("crawl saves all discovered pages to archive", async () => {
const archivePath = await crawl("http://localhost:8010/site/", {
parallels: 3,
});
const accessor = await Archive.connect(archivePath);
const pages = await accessor.getPages();
expect(pages).toContainEqual(
expect.objectContaining({
url: "http://localhost:8010/site/about/",
status: 200,
})
);
});
8. カバレッジ改善の提案
テストカバレッジを向上させるための具体的な提案を行う。
提案すべき方向性:
- 関数オプション/引数の網羅: オプショナルパラメータ、デフォルト値、組み合わせ
- エラーケースとエッジケース: null/undefined/空文字列/空配列、境界値、型不一致、巨大入力
- エラーパス: ネットワークエラー、タイムアウト、権限不足、ファイル不在
- 状態遷移: 初期状態、遷移中、完了後、エラー後の回復
9. テストをドキュメントとして機能させる
よくあるミスや初心者のエラーをカバーするテストは、効果的にドキュメントとして機能する。
テスト名で仕様を伝える:
test("空のリストに対してsortを呼んでも例外が投げられない")
test("負の数が含まれていても合計が正しく計算される")
test("最大長を超えた入力は切り詰められる")
このようなテストがあれば、README を読まなくても「この関数は空リストを受け入れる」「負の数を処理できる」と理解できる。
リファクタリング提案
コードレビュー時、テスト品質とは別に本番コードの構造的改善も提案する。
提案の基準:
- テスタビリティを向上させる変更を優先(依存性注入、副作用の分離など)
- 影響範囲とリスクを明示
- 段階的に適用可能なステップに分解
レビュープロセス
- まずリポジトリ構造を理解: テストフレームワーク、ディレクトリ構成、既存のテストパターンを確認
- 変更範囲を評価: 影響を受けるパッケージ/モジュール数を数える。3以上なら統合テスト要件を適用(観点7)
- テスト対コードの比率を確認: 本番コードの差分サイズとテストの差分サイズを比較。大きな機能にテスト変更が最小限ならレッドフラグ(観点5)
- 破壊的変更のシグナルを確認: コミットが破壊的変更、新しい振る舞い、マイグレーションに言及している場合、既存テストが更新されているか検証(観点6)
- テストコードを読む: テストから仕様を理解し、本番コードとの乖離を確認
- 全ての観点で問題を特定: 各観点ごとに整理して所見をリスト化
- 優先度付きで報告: 最も重大度の高い所見から提示し、必ず根拠と修正案を添える
レビューレポートの形式
レビュー結果は以下の構造で報告:
## レビューサマリー
### 🔴 重大な問題(修正必須)
テスト信頼性に直接影響する問題。マージ前に修正必須。
### 🟡 推奨される改善
品質向上のために望ましい。次のイテレーションで対応可能。
### 🟢 提案
さらなる改善のためのアイデア。任意。
### 📊 カバレッジ改善案
追加すべきテストケースの具体的なリスト。
各所見には以下を含めること:
- 場所: ファイル名と行番号
- 問題の説明: 何が間違っていて、なぜ重要か
- 修正案: 提案する変更を示す具体的なコード例