| name | operating-review |
| description | 運用成果物のマルチパースペクティブレビューを実施。XP エージェント(アーキテクト、テスター、プロジェクトマネージャー)を並列起動し、インフラ設計・セキュリティ・信頼性・運用性の観点からフィードバックを収集・統合する。「インフラ設定をレビューして」「CI/CD パイプラインをチェックして」「デプロイ設定をレビュー」「Terraform コードをレビュー」「運用スクリプトを確認して」「Dockerfile をレビュー」といった場面で発動する。運用成果物に対するレビュー依頼があれば積極的に使用すること。 |
運用成果物レビュー
運用フェーズの成果物(インフラ定義、CI/CD パイプライン、デプロイ設定、運用スクリプト、Dockerfile、環境設定など)を複数の XP エージェントで並列レビューし、信頼性・セキュリティ・運用性の観点からフィードバックを統合する。
レビューの価値
運用成果物の不備は本番障害に直結する。インフラ設定のミス、セキュリティの穴、デプロイ手順の不備は、発見が遅れるほど影響が大きくなる。複数の専門的視点で事前に検証することで、本番環境のリスクを最小化する。
レビューエージェント
| エージェント | 視点 | 着眼点 |
|---|
xp-architect | インフラ設計 | アーキテクチャとの整合、スケーラビリティ、可用性、コスト効率、IaC のモジュール化 |
xp-tester | 信頼性・セキュリティ | セキュリティ設定、権限の最小化、障害シナリオ、ロールバック手順、テスト可能性 |
xp-project-manager | 運用性・持続可能性 | 運用手順の明確さ、ドキュメントの十分性、チームへの影響、持続可能なペースの維持 |
レビュー対象と重点観点
| 成果物 | 重点観点 |
|---|
| Terraform / IaC コード | セキュリティグループ、IAM ポリシー、状態管理、モジュール設計 |
| CI/CD パイプライン | ビルドの再現性、テスト網羅性、シークレット管理、OIDC 認証 |
| Dockerfile / docker-compose | ベースイメージの安全性、レイヤーの最適化、マルチステージビルド |
| デプロイ設定 | ロールバック手順、ヘルスチェック、環境変数管理、段階的デプロイ |
| 運用スクリプト | エラーハンドリング、冪等性、ログ出力、ドキュメント整合性 |
| 環境設定 | 環境間の差異管理、シークレット管理、設定の外部化 |
レビューワークフロー
1. レビュー対象の特定
レビュー対象のファイルを特定する。ユーザーが明示的に指定しない場合は、以下のディレクトリを確認する。
ops/ — 運用スクリプト、Gulp タスク
infra/ / terraform/ — IaC 定義
.github/workflows/ — CI/CD パイプライン
docker-compose*.yml / Dockerfile* — コンテナ定義
docs/operation/ — 運用手順書
2. エージェントの並列起動
Agent ツールを使い、3 つのエージェントを 同一メッセージで並列起動 する。各エージェントには以下を指示する。
あなたは {エージェント名} です。
.claude/agents/{エージェント名}.md の定義に従ってレビューしてください。
## レビュー対象
{ファイルパスとその内容}
## 関連コンテキスト
{関連する設計ドキュメント、運用要件、環境情報}
## レビュー観点
{エージェント固有の着眼点}
## 出力形式
以下の形式でフィードバックを返してください:
### 評価サマリー
(1-2 文で全体評価)
### 良い点
- (具体的に)
### 改善提案
- 【重要度: 高/中/低】(ファイル:行番号)(具体的な改善提案と理由)
### セキュリティ懸念
- (権限、シークレット、ネットワーク設定に関する懸念)
### 運用リスク
- (障害時の影響範囲、復旧手順の有無、監視の網羅性)
### スコープ外の発見
- (レビュー対象外だが報告すべき問題)
Agent ツールが利用できない場合のフォールバック
Agent ツールが利用できない環境では、3 つの視点を逐次的にシミュレートする。各エージェントの定義ファイル(.claude/agents/{エージェント名}.md)を読み、その視点でレビューを順次実施する。出力形式は同一のテンプレートに従う。
3. フィードバックの統合
全エージェントのフィードバックを受け取った後、以下の形式で統合レポートを作成する。
## 運用レビュー結果
### レビュー対象
- {ファイル名 / 設定名}
### 総合評価
(全エージェントの評価を統合した 2-3 文の評価)
### 改善提案(重要度順)
#### 高(本番適用前に対応必須)
| # | 提案 | 箇所 | 指摘元 | 理由 |
|---|------|------|--------|------|
#### 中(対応推奨)
| # | 提案 | 箇所 | 指摘元 | 理由 |
|---|------|------|--------|------|
#### 低(改善の余地あり)
| # | 提案 | 箇所 | 指摘元 | 理由 |
|---|------|------|--------|------|
### 矛盾事項
複数エージェントの指摘が相反する場合、ここに記載する。
| # | 視点 A | 視点 B | 論点 | 推奨判断 |
|---|--------|--------|------|----------|
### エージェント別フィードバック詳細
<details>
<summary>xp-architect(高: N / 中: N / 低: N)</summary>
(フィードバック全文)
</details>
<details>
<summary>xp-tester(高: N / 中: N / 低: N)</summary>
(フィードバック全文)
</details>
<details>
<summary>xp-project-manager(高: N / 中: N / 低: N)</summary>
(フィードバック全文)
</details>
4. 改善アクションの提案
重要度「高」の指摘(特にセキュリティ関連)は具体的な修正内容を提案する。本番環境に関する変更は、適用前にユーザーの明示的な承認を得る。
5. レビュー結果の保存
統合レポートを docs/review/{対象名}_review_{YYYYMMDD}.md に保存する。過去のレビュー結果と比較できるようにし、改善のトレーサビリティを確保する。
レビュー完了条件
以下をすべて満たした場合にレビュー完了とする。
- 全エージェントのフィードバックが収集済み
- 統合レポートが作成済み
- 重要度「高」の指摘について対応方針(修正する / 許容する / 保留する)が決定済み
- レビュー結果がドキュメントとして保存済み
注意事項
- セキュリティに関する指摘は常に重要度「高」として扱う
- 本番環境に影響する変更は慎重に扱い、段階的な適用を推奨する
- IaC の変更は
plan 結果を確認してから apply する原則を維持する
- 運用手順書の更新漏れがないかも確認する
関連スキル
orchestrating-operation — 運用フェーズの全体ワークフロー
operating-setup — 環境構築
operating-provision — IaC プロビジョニング
operating-cicd — CI/CD パイプライン構築
operating-deploy — デプロイ・ロールバック
git-commit — レビュー結果の保存後のコミット