| name | cmd-batch |
| description | 広範囲のコードベース調査、横断的な修正、複数領域にまたがるテスト・検証を、複数エージェントや並列作業に分割して進めるときに使う。大規模な変更の担当範囲、調査観点、編集所有権、統合、競合回避、検証順序を整理する必要がある場合に使う。 |
Command Batch
目的
広範囲のコードベース作業を、重複・競合・見落としを抑えながら複数の独立した作業単位へ分割する。
調査、編集、検証、統合の責務を明確にし、最終的に一貫した差分としてまとめる。
使う場面
- 複数ディレクトリ、複数レイヤー、複数言語にまたがる調査をするとき。
- 影響範囲が広く、単独で読むより並列探索したほうが早いとき。
- 複数ファイル群を別々の担当者またはエージェントに編集させるとき。
- 変更後にテスト、lint、型チェック、手動確認を分担して実行するとき。
絶対ルール
- まず全体のゴール、完了条件、変更してよい範囲、変更しない範囲を明確にする。
- 即時のブロッカーや次の判断に必要な作業は自分で行う。並列化は、待っている間に別作業を進められる副タスクに限る。
- 編集を分担する場合は、各エージェントの所有ファイル、責任範囲、禁止範囲を明示する。
- 複数エージェントが同じファイルを編集しないように分割する。同じファイルが必要な場合は、片方を調査専任にする。
- 既存のユーザー変更や他エージェントの変更を戻さない。競合した場合は差分を読んで統合する。
- 調査結果は根拠となるファイル、シンボル、コマンド、行番号を含めて報告させる。
- 実装担当には「このコードベースには他の作業者もいるため、他者の変更を戻さず、それに合わせて実装する」と明示する。
分割手順
- 作業を「調査」「編集」「検証」「文書化」「統合」に分類する。
- 依存関係を確認し、次の判断をブロックする作業をローカルで先に進める。
- 並列化できる作業だけを、具体的で自己完結した副タスクにする。
- 各副タスクに入力、期待する出力、対象範囲、除外範囲、完了条件を指定する。
- 編集タスクでは所有ファイルまたは所有モジュールを必ず指定する。
- 返ってきた結果を鵜呑みにせず、統合前に差分、根拠、テスト結果を確認する。
- 最後に全体の仕様整合性、重複実装、命名揺れ、責務境界、検証漏れを見直す。
調査タスクの出し方
調査タスクは読み取り専用にする。
対象を広げすぎず、問いを1つに絞る。
含める項目:
- 知りたい判断材料
- 調査対象のディレクトリ、ファイル、シンボル
- 除外する範囲
- 報告してほしい根拠
- 未確認の場合に「未確認」と言わせる条件
編集タスクの出し方
編集タスクは、書き込み範囲を明確に分離する。
同じ抽象を複数担当に同時設計させない。
含める項目:
- 所有するファイルまたはモジュール
- 実装する仕様
- 触ってよい隣接ファイル
- 触ってはいけないファイル
- 既存パターンに合わせるべき箇所
- 実行してほしい検証
- 変更ファイル一覧を最終報告に含める指示
統合時の確認
- 依頼した副タスクの出力が、元のゴールと完了条件を満たしているか確認する。
- 複数の調査結果が矛盾する場合は、根拠ファイルを読み直して判断する。
- 複数の編集結果で責務や命名がずれていないか確認する。
- 共有コントラクト、型、API、設定、生成物の変更が片方の担当だけに閉じていないか確認する。
- 最終検証は、可能な限り統合後のワークツリーに対して実行する。
最終報告
次を簡潔に報告する。
- 分担した作業と担当範囲
- 統合した変更内容
- 実行した検証
- 未実行の検証、残るリスク、次に見るべき箇所