| name | orchestrating-development |
| description | 開発フェーズ全体の TDD ワークフローをオーケストレーション。バックエンド・フロントエンドの開発順序と TDD サイクルの実践方法を案内し、Codex 分業体制もサポートする。「開発を始めたい」「TDD の進め方を知りたい」「Codex と分業で開発したい」「開発フェーズの全体像を把握したい」といった場面で発動する。開発フローを標準化することで、品質のブレを防ぎチーム全体の生産性を底上げする。 |
開発フェーズオーケストレーション
開発フェーズ全体のワークフローを案内する。TDD サイクルに従い、バックエンド→フロントエンドの順序で品質を担保しながら開発を進める。
オプション
| オプション | 説明 |
|---|
| なし | 開発フェーズ全体のワークフローを表示 |
--codex | Claude(計画・設計・受入)と Codex(実装)の分業体制で開発 |
開発フェーズの全体像
- バックエンド開発 (Skill:
developing-backend) — インサイドアウトアプローチ推奨
- フロントエンド開発 (Skill:
developing-frontend) — アウトサイドインアプローチ推奨
各開発で Red-Green-Refactor サイクルを厳密に実行する。テストなしでプロダクションコードを書かない。
レビューポイント
コーディングとテストガイドのイテレーション開発フローに準拠し、以下のタイミングでレビュースキルを発動する。
| タイミング | スキル | 説明 |
|---|
| TODO 完了時(コードレビュー) | developing-review | TDD サイクルで TODO を完了するたびにコード品質・テスト品質・設計整合性をレビュー |
| 受け入れ前(品質チェック) | operating-qt | SonarQube によるコード品質分析・Quality Gate 確認を実施し、品質基準を満たしていることを検証 |
| イテレーション完了時(ユーザーレビュー) | analyzing-review | 受け入れフェーズでユーザー視点・プロダクト視点からの成果物レビュー |
TDD サイクル
TDD は「テストを書いてからコードを書く」手順ではなく、「設計を小さなフィードバックループで検証する」手法。10-15 分で 1 サイクルを完了させる。
- Red: 失敗するテストを最初に書く
- Green: テストを通す最小限のコードを実装する
- Refactor: 重複を除去し設計を改善する
- @docs/reference/コーディングとテストガイド.md のワークフローに従う
参照ドキュメント
- @docs/reference/コーディングとテストガイド.md — TDD ワークフロー詳細
- @docs/reference/CodexCLIMCPアプリケーション開発フロー.md — Codex 連携フロー
- @docs/design/architecture.md, @docs/design/architecture_backend.md, @docs/design/architecture_frontend.md
- @docs/design/data-model.md, @docs/design/domain-model.md, @docs/design/tech_stack.md
- @docs/design/ui-design.md, @docs/design/test_strategy.md
- 作業開始前に対象の @docs/development/iteration_plan-N.md の内容を確認する
- 作業完了後に対象の @docs/development/iteration_plan-N.md の進捗を更新する
Codex 分業モード(--codex)
Claude と Codex の役割を分離し、計画・設計・受入を Claude が担い、実装を Codex に委譲する。
前提条件: Codex MCP サーバーが設定済みであること(@docs/reference/CodexCLIMCPサーバー設定手順.md 参照)
役割分担
| フェーズ | 担当 | 責務 |
|---|
| 計画 | Claude | 要件分析、タスク分解、優先度決定 |
| 設計 | Claude | API 設計、UI 設計、データモデル設計 |
| 実装 | Codex | コード実装、ユニットテスト作成 |
| 受入 | Claude | 設計レビュー、E2E テスト作成・実行、品質確認 |
開発フロー
graph LR
A[計画] --> B[設計]
B --> C[実装指示]
C --> D[受入]
subgraph Claude
A
B
D
end
subgraph Codex
C
end
指示サイズ
| 粒度 | 推奨度 | 説明 |
|---|
| 1 ファイル単位 | 推奨 | コード全文を含めた具体的な指示。最も確実 |
| タスク単位(2-3 ファイル) | 注意 | タイムアウトリスクあり。順次実行を推奨 |
| 機能・ストーリー単位 | 非推奨 | タイムアウトする。必ず分割して実行する |
Codex への指示原則
- 1 ファイル 1 指示: 複数ファイルの同時指示はタイムアウトする(IT1 実績: 6 ファイル同時→タイムアウト、1 ファイルずつ→各 15-35 秒で成功)
- コード全文を渡す: 自然言語の説明より、作成すべきファイルの完全なコードを指示に含める
- 「既存コードは変更しないでください」を明記: 追記指示時に Codex が他の箇所を無断で書き換えるのを防ぐ
--write フラグを含める: 書き込みが必要な場合は prompt 冒頭に --write を付ける
Codex への指示例
codex:codex-rescue に以下を委譲:
--write apps/sms/backend/src/main/java/.../HomeSummaryResponse.java に以下の record を作成してください。
(ファイルの完全なコードをここに記載)
受入基準
Codex の既知の問題と対策
| 問題 | 事例 | 対策 |
|---|
| タイムアウト | 6 ファイル同時指示で応答なし | 1 ファイルずつ順次指示 |
| 既存コードの無断変更 | localStorage → sessionStorage に書き換え | 「既存コードは変更しない」を明記 + git diff で検証 |
| API パターンの変更 | headers マージ方式をスプレッドから Object.assign に変更 | コード全文を渡して曖昧さを排除 |
| Spring Boot 4.0 パッケージ名の誤り | @WebMvcTest の import パスが旧バージョン | 既存テストの import パターンをコード全文に含める |
Codex が書き込みできない場合
- Claude が勝手に直接編集を進めてはいけない
- ユーザーに状況を報告し、確認を待つ
- ユーザーの許可を得てから代替手段を実行する
途中から再開
開発セッションの途中から再開する場合は、まず現在の実装状況を確認する。
Example:
ユーザー: 「バックエンドの認証機能は実装済み。次の機能に進みたい」
回答: イテレーション計画を確認し、次のユーザーストーリーを特定する。
既存コードのテスト結果を確認し、Green 状態であることを検証してから
次のタスクの Red フェーズに進む。
コンテキスト管理
タスクの区切りごとに /compact を実施して Context limit reached エラーを回避する。
- ユーザーストーリー 1 件の実装完了時、TDD サイクルを数回繰り返した後、コミット完了後に実施する
/compact 前に現在の作業状態と次のタスクをメモとして出力する
注意事項
- プロジェクトのテスト環境が設定済みであること(前提条件)
- TDD の三原則を厳密に守る。テストなしでプロダクションコードを書かない
- コミット前に必ず品質チェックリストを実行する
- TODO 駆動開発でタスクを細かく分割してから実装を開始する
- Rule of Three: 同じコードが 3 回現れたらリファクタリングする
関連スキル
developing-backend — バックエンド TDD 開発
developing-frontend — フロントエンド TDD 開発
developing-review — 開発成果物のマルチパースペクティブレビュー(TODO 完了時のコードレビュー)
analyzing-review — 分析成果物のマルチパースペクティブレビュー(イテレーション完了時のユーザーレビュー)
operating-qt — コード品質管理(受け入れ前の SonarQube 品質チェック)
developing-release — リリースワークフロー(品質ゲート・バージョン管理・CHANGELOG)