| name | aria-identity-architecture |
| description | ARIA の識別子ヒエラルキー(JCN/EDINET Code/証券コード)の設計思想と、コード変更シナリオへの対応戦略。 |
ARIA 識別子アーキテクチャ (Identity Architecture)
ARIA が「企業の同一性」をどのように追跡・保証するかを定義するスキル。
1. 3層識別子ヒエラルキー
| 層 | 識別子 | 安定性 | 管轄 | ARIA での役割 |
|---|
| 🔒 | EDINET Code | 準静的 | 金融庁 | 真の主キー。物理パス分散(bin=EXX)およびデータ統合の軸 |
| ⚠️ | 国籍付証券コード | 動的 | JPX | JP:37780 形式。グローバル展開とサブ検索用 |
| 🔍 | JCN (法人番号) | 完全不変 | 国税庁 | 最終フォールバック用検索属性 |
設計原則: 下位の識別子が変更されても、上位の識別子で企業の一貫性を保証する。また、将来のグローバル展開を見据え、証券コードは常に「国籍プレフィックス」を伴う。
1. Identity Bridging (証券コードと EDINET コードの架け橋)
- 原則: EDINET コードリストを主軸とし、JPX 証券コードを Bridge Fill 処理で紐付ける。
- 名寄せキー:
edinet_code.fillna(code) を identity_key として使用し、物理的なレコード統合を強制する。詳細は stock-master-reconciler を参照。
2. コード変更シナリオと ARIA の対応
| シナリオ | JCN | EDINET Code | 証券コード | ARIA の対応 |
|---|
| 商号変更 | 不変 | 不変 | 不変 | stocks_master の company_name を更新。 |
| 本店移転 | 不変 | 不変 | 不変 | stocks_master の address を更新。 |
| 合併 (吸収) | 存続会社 | 存続会社 | 存続会社 | 消滅会社の is_disappeared を True に設定。 |
| コード集約 | 不変 | 変更 | 不変 | ESE140190.csv を用い、廃止される旧コードを継続コードの former_edinet_codes へ逆方向に追記(マージ)し、現在の識別子を保護。 |
3. 証券コードの正規化と不変性
- 5 桁正規化 & 国籍プレフィックス: 4 桁コードには末尾に
0 を付与し、さらに国籍プレフィックス(例: JP:)を強制付与する。
- 不変性の原理: 一度付与された 5 桁コードは、企業の属性変化に関わらず、ARIA 内での不変の物理キーとして機能する。
- プレフィックス耐性 (Prefix Tolerance): 既存のプレフィックスなしコードとの前方互換性を保つため、
CatalogManager はプレフィックスを無視した「コア・マッチング」をフォールバックとして備える。
4. Master Data Integrity Laws (マスタデータの 5 鉄則)
ARIA は、以下の「工学的主権」に基づき、マスタデータの整合性を死守します。
- EDINET SSOT: 同一銘柄は EDINET データを正とし、JPX 側の重複普通株は破棄。
- JPX 補完: ETF/REIT/PRO 銘柄は JPX 由来を正として受容。
- Identity Bridging: grouping 直前に証券コードから EDINET コードを逆引き補完。
- Existence Immutability: 消えた銘柄は
is_disappeared=True とし、物理削除しない。
- Normalize First: 常にプレフィックス付 5 桁コードでマッチングを行う。
詳細は stock-master-reconciler を参照。