| name | skill-creator |
| description | スキルの新規作成・編集・改善を行うためのスキル。ユーザーがスキルを一から作りたい、既存のスキルを改善したい、スキルの書き方を知りたいときに使用する。 |
Skill Creator
スキルの作成と改善を支援するスキル。
スキルとは
スキルは、Claudeの能力を拡張するためのモジュール。特定のドメインや作業に関する手続き的な知識・ワークフロー・ツール連携を提供する。
スキルが提供するもの:
- 特定ドメインのワークフロー
- ツールやファイル形式との連携手順
- ドメイン固有の知識やビジネスロジック
- スクリプト・リファレンス・アセットなどのリソース
スキルの構造
skill-name/
├── SKILL.md(必須)
│ ├── YAML frontmatter(必須: name, description)
│ └── Markdown本文(必須)
└── バンドルリソース(任意)
├── scripts/ - 決定的・反復的な処理のスクリプト
├── references/ - 必要に応じて読み込むドキュメント
└── assets/ - 出力に使うファイル(テンプレート、画像等)
SKILL.md
frontmatter:
name: スキル名
description: トリガー条件と機能の説明。スキルの発動はこのフィールドで決まるため、具体的かつ網羅的に書く。「いつ使うか」の情報は全てここに含める(本文はトリガー後にしか読まれない)
本文: スキルの使い方、手順、ガイドライン。命令形で書く。
バンドルリソース
scripts/: 毎回同じコードを書き直すような処理や、決定的な実行が必要な場合に使う。トークン効率が良く、コンテキストに読み込まずに実行できる。
references/: 作業中に参照するドキュメント。スキーマ、API仕様、ドメイン知識など。SKILL.mdをスリムに保ちつつ、必要なときだけ読み込む。大きなファイル(300行超)には目次をつける。
assets/: コンテキストに読み込まず、出力で使うファイル。テンプレート、画像、フォントなど。
含めないもの
README.md、CHANGELOG.md、インストールガイドなどの補助ドキュメントは不要。スキルはAIエージェントが仕事をするための情報だけを含める。
Progressive Disclosure
スキルは3段階でコンテキストに読み込まれる:
- メタデータ(name + description)- 常にコンテキスト内(約100語)
- SKILL.md本文 - スキル発動時に読み込み(500行以下が理想)
- バンドルリソース - 必要に応じて読み込み(制限なし)
SKILL.md本文が500行に近づいたら、参照ファイルに分割する。分割時はSKILL.mdから明確に参照し、いつ読むべきかを記載する。
参照の深さは1段階まで。全ての参照ファイルはSKILL.mdから直接リンクする。
パターン例:
複数のドメインやフレームワークをサポートする場合、バリアントごとにファイルを分ける:
cloud-deploy/
├── SKILL.md(ワークフロー + 選択ガイド)
└── references/
├── aws.md
├── gcp.md
└── azure.md
ユーザーがAWSを選んだら、aws.mdだけ読む。
スキル作成フロー
1. 意図の把握
ユーザーの意図を理解する。会話の中にすでにワークフローがある場合(例: 「これをスキルにして」)は、そこから情報を抽出する。
確認すること:
- このスキルでClaudeに何をさせたいか
- どんなフレーズや状況でスキルが発動すべきか
- 期待する出力の形式
- エッジケースや依存関係
質問は一度に多く聞きすぎない。重要なものから順に確認する。
2. リソースの設計
具体例をもとに、再利用可能なリソースを洗い出す:
- 毎回同じコードを書くことになるか →
scripts/
- 毎回同じ情報を調べることになるか →
references/
- 毎回同じファイルを使うことになるか →
assets/
3. SKILL.mdの作成
frontmatter
descriptionは発動条件を左右する最重要フィールド。以下を含める:
- スキルの機能
- 具体的なトリガー条件・コンテキスト
- 少し「積極的」に書く(スキルは使われないより使われすぎる方がまし)
本文
- Claudeが既に知っていることは書かない。Claudeが持っていない手続き的知識だけを書く
- 冗長な説明よりも簡潔な例を優先する
- 「なぜ」を説明する。ALWAYS/NEVERの大文字強調より、理由の説明の方が効果的
- 命令形で書く
詳細な書き方のパターンは references/patterns.md を参照。
4. テストと改善
スキルのドラフトができたら:
- 2〜3個の現実的なテストプロンプトを作成する
- スキルを使って実行し、結果を確認する
- フィードバックをもとにSKILL.mdやリソースを修正する
- 満足するまで繰り返す
改善のポイント:
- 特定の例に過剰適合しない。スキルは多様なプロンプトで使われる
- 効果のない指示は削除する
- テスト実行のトランスクリプトを読み、繰り返し書かれるコードがあればスクリプト化を検討する