| name | postmortem-document |
| description | 作成手順「postmortem-document」(self-evolving-agent から自動同期): ポストモーテム文書作成手順 |
ポストモーテム文書作成手順
用途: 本番障害・インシデントのポストモーテムを workspace/postmortem.md(または指定先)に作成するとき。
1. メタデータ冒頭セクション
以下の項目を最初の表にまとめる。実データがない場合は [ラベル付き角括弧] プレースホルダーを使い、Result 冒頭に「埋める項目リスト」を置く。
| 項目 | 値 |
|---|
| インシデントID | [INC-XXXX] |
| 重大度 | [Sev-X] |
| 発生日時 | [YYYY-MM-DD HH:MM JST] |
| 復旧日時 | [YYYY-MM-DD HH:MM JST] |
| 影響時間 | [X 時間 Y 分] |
| 作成者 | [氏名] |
| レビュー者 | [氏名] |
| レビュー実施日 | [YYYY-MM-DD] |
2. blameless 宣言を冒頭と末尾の両方に配置
- 冒頭: 「このポストモーテムはシステムと組織的要因を改善するためのものであり、個人を責めることを目的としない。関わった全員が当時入手可能な情報の中で最善を尽くした。」(または同趣旨の文言)
- 末尾: 同趣旨の一文で締める。チームレビュー時の心理的安全性を確保するため、どちらも省略しない。
3. 時系列(タイムライン)
HH:MM 形式のタイムスタンプ + 一行の事実記述(誰が何をしたか)
- 「検知 → 初動対応 → 原因特定 → 暫定対応 → 復旧確認」のフェーズが分かるように記述する。
- 実データがない場合は
[HH:MM] プレースホルダーを使う。
4. 根本原因を 3 層で分解する
「外部 API のレート制限が変わったから」のような一行で終わらせない。
| 層 | 説明 |
|---|
| 直接原因 | 何が引き金になったか(例: 外部 API のレート制限値変更) |
| 根本原因(設計) | なぜシステムがそれに耐えられなかったか(例: 指数バックオフ未実装) |
| 寄与因子 | 検知や対応を遅らせた組織・プロセス上の問題(例: 監視アラート未整備) |
5. 影響範囲
- ユーザー影響(件数・期間・機能範囲)
- 内部システム影響
- 推定ビジネス影響(KPI への影響があれば)
6. 暫定対応(初動)と恒久対策を分けて記述
- 暫定対応: 復旧のために実施した即時アクション
- 恒久対策: 優先度順(最優先 → 中 → 長期)に並べる。具体的な技術仕様(例: 初期待機 1 秒、倍率 2.0、最大 120 秒)があれば記述し、開発者がそのまま着手できる粒度にする。
7. 再発防止アクション表(担当 / 期日 / 状態)
| # | アクション | 担当 | 期日 | 状態 |
|---|
| 1 | … | [担当者名] | [YYYY-MM-DD] | 未着手 |
- 最低 4〜7 件を目安に列挙。「監視」「設計改善」「プロセス・コミュニケーション」「チームレビュー」の軸でカバーする。
- スプリント計画にそのまま転用できる粒度にする。
8. Lessons Learned / Open Questions セクション
- 学んだこと: 今後の設計レビューやチェックリストに転用できる教訓を箇条書き。
- 未解決の問い: 今回のポストモーテムで答えが出なかった問いを列挙し、次の議論の起点にする。
9. 文書の日付(lessons 原則 C に従う)
- 作成日 = 文書を今日作っているので今日の日付を入れる(プレースホルダーにしない)。
- インシデント発生日・復旧日・レビュー実施日 などイベント日付 = 素材・文脈から読み取れればその日付、不明なら
[レビュー実施日: YYYY-MM-DD] 等のプレースホルダーを残す。