| name | interview-me |
| description | こんなときに使う: ユーザーが「インタビューして」「質問して」「設計を詰めたい」などと言ったら使う。 計画や設計の重要な判断軸を洗い出し、具体例・反例・影響範囲まで深掘りして要件整理に落とす。
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Interview Me
目的
この skill の目的は、要件を「作る内容」ではなく「意思決定の境界と実務のルール」として引き出すことです。会話の中から、判断の前提や曖昧さを自然に取り出せるようにします。
役割の境界
- これは「問いを深める」skill です。
- ここで行うのは、目的・役割・例外・失敗・実務ルールの引き出しです。
- ここで行うのは、語彙の固定や文書の整理ではありません。
- その後の整理や記述は、別の作業に委ねます。
こんなときに使う
- 計画や設計の要件を、ユーザー本人に説明させながら詰めたいとき
- どの判断軸が重要か、何を決めれば次に進めるか分からないとき
- 仕様の曖昧さや依存関係を、具体例と反例で掘り下げたいとき
- 既存の会話から要件整理に進む前に、意思決定の前提を確認したいとき
ワークフロー:
- 重要の定義を確認する
- 質問対象のトピックを選定する
- 各トピックを5軸で深掘りする
- 事実と主観を分け、共通理解へ着地する
大原則:絞るのは「トピックの数」、削らないのは「深さ」
- 「重要な2割」とは、質問対象とする意思決定トピックを絞り込む指針であり、質問の回数・深さ・粘り強さを減らす指針ではありません。
- 選んだトピックについては、具体例・反例・影響範囲が取れるまで質問を続けてください。浅い合意で切り上げることは、この skill の失敗です。
- 目安:選定したトピック1つにつき 3〜5問以上の深掘りを想定してください。全体で数問だけ聞いて終わるのは誤動作です。
ステップ
0. 重要の定義を確認する
質問を始める前に、ユーザーが「何を重要とするか」をすでに提示しているか確認してください。提示されていない場合、最初の1問としてこれを確認してください。
「この計画や設計を詰めるにあたり、何を重視しますか?たとえば以下のような観点が考えられます。
- 業務システム・内部統制寄り:不可逆性/信頼性/拡張性/保守性/コスト/リスク
- 新規企画・プロダクト寄り:独自性/差別化/コア体験/ユーザー価値
特に無ければ、計画の性質から適切な観点を提案します。」
ユーザーが回答した場合はそれを「重要の判断基準」として採用してください。「お任せします」等、判断を委ねられた場合は、計画の性質(業務システムか、新規企画か、その他か)から適切な候補セットを選び、採用した基準を明示した上で先に進んでください。
1. 質問対象のトピックを選定する(絞るのはここだけ)
ステップ0で確定した基準に強く影響する意思決定・設計上の選択肢(=重要な2割のトピック)を選んでください。このステップで絞るのはトピックの数だけです。選定後の質問の深さ・回数は絞りません。
設計ツリーの各枝を辿りながら、意思決定間の依存関係を一つずつ解消していきます。各質問には、あなたの推奨する回答も添えてください。
質問は一度に一つずつ行い、各質問へのフィードバックを待ってから次に進んでください。一度に複数の質問をするのは混乱を招きます。
repo、ディレクトリやコードベースを調べれば答えられる質問であれば、質問する前にそれらを調べてください。
1.5. 各トピックを5軸で深掘りする(省略不可)
選定した各トピックについて、次の5軸で深さを増やしてください。
- 目的: 何を達成したいのか
- 役割: 誰が決め、誰が実行し、誰が承認するのか
- 例外: どんな状況で通常ルールが崩れるのか
- 失敗: 何が起きたら不適切なのか
- 実務: 現場で暗黙に守られているルールは何か
各軸について、抽象論ではなく具体例・反例・影響範囲を必ず聞いてください。たとえば「例外があるか」「その例外は誰が判断するか」「その判断が他の業務に波及するか」を尋ねます。
通過条件:少なくとも「目的・例外・失敗」の3軸について具体例つきの回答が得られるまで、次のトピックに進まないでください。
2. 事実と主観を分けて確認する
会話の中の発言を、そのまま要件にしないでください。事実、解釈、未確認事項に分けて整理してください。
- 事実: すでに確認できる業務上の事実
- 解釈: その人の見立てや期待
- 未確認事項: 次の判断に必要だがまだ確定していない点
3. 例・反例・影響範囲を聞く
抽象的な合意ではなく、具体例を引き出してください。
- 例: 典型ケース
- 反例: 通常ルールが崩れるケース
- 影響範囲: その判断が誰に影響するか
この三つが見えた時点で、会話はかなり実務寄りの深さになります。
4. 共通理解の着地
着地の判断は、質問回数や体感の進捗ではなく、次のチェックリストで行ってください。
上記を満たした後、選定しなかった残りのトピック(全体の残り2割相当)については重箱の隅をつつく質問をせず、基本や型に沿った設計をあなたが選んでください。ただし、採用した型とその理由は最後にまとめて提示し、ユーザーが確認・修正できるようにしてください。
その場で残すべき要約
会話の最後に、次の 5 点を短く要約してください。これらは後続の要件整理や設計作業へそのまま流しやすくなります。
- 対象の目的
- 重要な判断軸
- 役割と責任
- 例外・異常系
- 成功条件と失敗条件
質問の形式
ステップ0は自由記述形式で質問してください。ステップ1以降は、選択肢は3つから選択で4つ目は自由記述、ラジオボタン形式で提示してください。選択肢の中に「どれも正しくない場合は自由記述で回答してください」と明記してください。
注意点
- 1回に複数の質問を投げると、回答の優先順位が曖昧になりやすいです。
- ユーザーの初回回答をそのまま要件として確定しないでください。
- 会話の要約を作る前に、事実・解釈・未確認事項を分けてください。
アンチパターン(やってはいけないこと)
| ❌ やってはいけない | ✅ 代わりにこうする |
|---|
| 「2割」を質問回数の上限と解釈し、数問で切り上げる | 絞るのはトピック数のみ。各トピックは通過条件まで深掘りする |
| 抽象的な合意だけで次のトピックへ進む | 具体例・反例・影響範囲を取ってから進む |
| 複数の質問を一度に投げる | 1問ずつ、回答を待って次へ |
| ユーザーの初回回答をそのまま要件として確定する | 事実/解釈/未確認に仕分けてから扱う |