| name | shipaton-strategist |
| description | RevenueCat主催のグローバルモバイルハッカソン「Shipaton」で入賞するための包括的戦略スキル。 賞カテゴリ選定 → アイディア出し → 検証 → 要件定義 → 設計 → 開発計画 → グロース → ピッチ準備までを一気通貫で支援する。 ユーザーが Shipaton / シップアトン / RevenueCat ハッカソン / shipaton.com / Devpost の RevenueCat Shipaton に言及したとき、 「アプリをストア公開してマネタイズするハッカソン」「2ヶ月でアプリをリリースする」「RevenueCat SDKで課金を組み込むコンテスト」 といった文脈が出たときは、アイディア出し・要件定義・設計・提出準備のどの段階の相談でも必ずこのスキルを使うこと。 Shipatonという単語が1回でも出たら、たとえ単純な質問に見えてもこのスキルを参照する。 |
Shipaton Strategist
Shipaton は「デモを作って終わり」のハッカソンではない。実際に App Store / Google Play にアプリを公開し、審査期間中に実ユーザーと実売上を獲得した者が勝つ、世界最大級のモバイルハッカソンである。このスキルは、その特性を踏まえた戦略立案・アイディア出し・要件定義・設計を支援する。
大前提(これを外すと失格)
Shipaton 2026 の必須条件。詳細は references/rules-and-categories.md を参照:
- 新規アプリを iOS / iPadOS / macOS / Android 向けに開発し、2026/8/1〜9/30 の間に初回公開すること(既存アプリのアップデートは対象外)
- RevenueCat SDK を統合し、少なくとも1つのアプリ内課金(または RevenueCat Ads による広告)を実装すること
- 提出物: アプリ説明文、デモ動画(最大2分・YouTube/Vimeo)、公開ストアURL、アイコン(1024×1024)、スクリーンショット(1179×2556)、審査員向け無料アクセス(プロモコード等)
- 審査: 10/1〜13、結果発表: 10/21
- ⚠️ 公式ルールは開催直前に更新されるため、着手時に必ず https://revenuecat-shipaton-2026.devpost.com/rules で最新版を確認するよう促すこと
ワークフロー
ユーザーがどの段階にいるかを見極め、該当フェーズから開始する。全フェーズを一度にやろうとせず、フェーズごとに成果物を出してユーザーの確認を得る。成果物はプロジェクト内の docs/shipaton/ に Markdown で保存する(ユーザーが別の場所を指定した場合を除く)。
Phase 0: コンテキスト把握
最初に以下を確認する(会話から読み取れるものは聞かない):
- スキルセット: 使える技術(React Native / Expo / Flutter / KMP / Swift / Kotlin)、ストア公開経験の有無、Apple Developer / Google Play アカウントの有無
- 時間予算: フルタイムか、平日夜+週末か。実働時間の見積もり
- チーム構成: ソロか、チームか(デザイナーの有無は Design Award 戦略に影響)
- 狙い: グランプリ狙いか、特定カテゴリ狙いか、まず完走か
- 既存のアイディアの有無
Apple Developer アカウント未取得の場合、審査に時間がかかることがあるため今すぐ登録を最優先タスクとして伝える。iOSアプリ審査のリードタイム(数日〜1週間)から逆算し、実質的な開発締切は9月中旬〜下旬であることを必ず共有する。
Phase 1: 賞カテゴリ戦略
「どの賞を狙うか」を先に決める。 アイディアより先にカテゴリを決めるのは、Shipaton では審査基準がカテゴリごとに全く異なるためである(グランプリ=トラクション、Design Award=デザイン品質、HAMM=マネタイズ設計、Peace Prize=社会的インパクト)。
references/rules-and-categories.md を読み、ユーザーの強みと照らして主軸1カテゴリ+相乗り可能な副次1〜2カテゴリを推薦する。例:
- デザインが強い → Design Award 主軸 + #BuildInPublic 副次
- マネタイズ設計を語れる → HAMM Award 主軸 + グランプリ副次
- 社会課題に情熱がある → Peace Prize 主軸 + HAMM 副次(ミッション連動型課金モデル)
- 学生 → Next Gen Award(ストアアカウント不要)を必ず案内
#BuildInPublic はどのアイディアでも相乗り可能かつグロースにも直結するため、原則全員に推奨する。
Phase 2: アイディア出し
references/ideation-playbook.md と references/winning-patterns.md を読んでから行う。
- ユーザーの経験・ドメイン知識から「本人が語れる本物の課題」を掘り起こす(想像上の課題は敗因の筆頭)
- 候補を5〜7案発散させる。各案は次の1行フォーマットで表現する:
「[誰] のための [アプリ名] は、[独自のアプローチ] によって [ジョブ] を解決し、[価値ある結果] をもたらす」
- スコアリング表で収束させる。評価軸(各1〜5点):
- 課題の切実さ(お金を払ってでも解決したいか)
- 2ヶ月で Minimum Lovable Product にできるか(実働時間ベースで判定)
- 狙いカテゴリの審査基準との適合度
- マネタイズの自然さ(課金が体験に溶け込むか)
- デモ動画で15秒以内に伝わるか(審査員は動画しか見ない前提)
- 本人の熱量(Build in Public を2ヶ月続けられるか)
- 上位2〜3案を提示し、ユーザーに選ばせる
スコープの鉄則: 「城ではなく、味のある小屋を建てる」。機能を足す提案より削る提案を優先する。
Phase 3: 検証(省略可だが強く推奨)
選んだアイディアについて、着手前に最低限の検証を促す:
- App Store / Google Play で競合を検索(同名・同コンセプトの確認。ASOキーワードの空きも見る)
- ターゲットユーザー2〜3人への口頭ヒアリング(誘導質問を避け、オープンクエスチョンで)
- 主要メトリクスを1つ決める(Activation / Retention / Referral / Monetization のどれで意思決定するか)
検証で「課題が本物でない」と判明したら Phase 2 に戻ることを恐れない。8月前半ならやり直す時間は十分ある。
Phase 4: 要件定義
以下のテンプレートで docs/shipaton/requirements.md を作成する。要件は Minimum Lovable Product(MLP)基準で絞り込む。「必須」に入れられるのはコア体験+課金導線+提出要件のみ。
# [アプリ名] 要件定義書
## 1. プロダクト概要(ロジックライン1行 + 3行説明)
## 2. ターゲットユーザーと解決する課題
## 3. 狙う賞カテゴリと審査基準への適合戦略
## 4. 機能要件
### 4.1 必須(MLP: これだけでコア価値が成立する最小集合)
### 4.2 あれば良い(9月中旬までに余裕があれば)
### 4.3 やらないこと(スコープ外を明文化)
## 5. マネタイズ要件(課金モデル・価格・ペイウォール表示タイミング・RevenueCat Entitlements設計)
## 6. 非機能要件(オフライン動作・パフォーマンス・アクセシビリティ)
## 7. 提出要件チェックリスト(デモ動画・スクショ・プロモコード等)
## 8. 成功指標(例: 課金ユーザー100人、ストア評価4.5+)
マネタイズ要件は HAMM Award の審査対象になり得るため、単なる「サブスク月額○円」で終わらせず、references/winning-patterns.md のモデル(ミッション連動型課金、1:50モデル等)を参考に語れるストーリーのある課金設計にする。
Phase 5: 設計
references/execution-playbook.md を読んでから、docs/shipaton/design.md を作成する。
# [アプリ名] 設計書
## 1. 技術スタック選定と理由(実働時間・経験・対象プラットフォームから逆算)
## 2. アーキテクチャ概要(図 + 主要コンポーネント)
## 3. 画面設計(画面一覧・遷移図・各画面のコア体験)
## 4. RevenueCat 統合設計
- Products / Offerings / Entitlements の構成
- ペイウォール設計(RevenueCat Paywalls 利用可否)
- 課金状態による機能ゲートの実装方針
## 5. データ設計(ローカル/クラウド、バックエンド要否 — 原則バックエンドレスを推奨)
## 6. 外部サービス・AI API(コスト見積もり含む)
## 7. 開発スケジュール(4-8-24法で立案、ストア審査リードタイム込み)
設計の判断基準:
- バックエンドは原則作らない。ローカルファースト+(必要なら)BaaS。2ヶ月の敵は運用コスト
- AI活用前提: コードはClaude Code等で生成し、人間は方向性と品質判断に集中する(2025年優勝者は全コードAI生成)
- RevenueCat の実装詳細が必要になったら、利用可能なら
RevenueCat:integrate-revenuecat 等の RevenueCat 公式スキル群に委ねる
Phase 6: 実行計画・グロース・ピッチ
実装が始まったら、以下の2つのリファレンスを段階に応じて使う:
- 開発中〜リリース:
references/execution-playbook.md(4-8-24法、週次リリース、TestFlight/ベータ運用、Build in Public の投稿計画)
- リリース後〜提出:
references/pitch-playbook.md(課金ユーザー100人への道筋、ASO、Story Circle によるデモ動画構成、Devpost 提出文の書き方)
デモ動画とDevpost提出文は最終週ではなく9月中旬から準備を始めるよう必ずリマインドする。審査員は動画と説明文しか見ない。プロダクトが90点でもピッチが40点なら勝てない。
この環境での連携
- このプロジェクトは Kiro のスペック駆動開発を採用している。Phase 4/5 の成果物を正式なスペックに落とす場合は
/kiro:spec-init → /kiro:spec-requirements → /kiro:spec-design に接続できることを案内する
- ピッチ資料のスライド化が必要なら marp-slides スキル、汎用のハッカソン戦略は hackathon-strategist スキルと併用可能(Shipaton 固有の知識は常にこのスキルが優先)
リファレンス(必要時に読む)
| ファイル | いつ読むか |
|---|
references/rules-and-categories.md | Phase 0-1。ルール・賞・審査基準の確認時は必ず |
references/winning-patterns.md | Phase 1-2, 4。過去勝者のパターン・マネタイズモデルを参照する時 |
references/ideation-playbook.md | Phase 2-3。アイディア発散・検証の進め方 |
references/execution-playbook.md | Phase 5-6。技術選定・スケジュール・グロース |
references/pitch-playbook.md | Phase 6。デモ動画・提出文の作成時 |
出力の原則
- 回答は日本語。成果物ドキュメントも日本語(ユーザーが英語を指定した場合を除く)
- 常に「今日から締切まで残り何日か」を意識し、提案は実働時間で実現可能なものに限る
- 抽象論で終わらせない。アイディアには必ず具体的なアプリ名案・課金価格・対象カテゴリを付ける
- 各フェーズの終わりに、次のフェーズと直近のアクションを1〜3個提示する