| name | writing-guide |
| description | AI臭さを消す汎用執筆ガイド。ブログ・スライド・書籍など、あらゆる書き物で使える文章スタイルルール |
| user-invocable | true |
| model | opus |
汎用執筆ガイド — AI臭さを消す文章術
技術ブログ、スライド、書籍など、あらゆる書き物に共通する文章スタイルルール。
各プロジェクト固有ルール(CLAUDE.md等)と併用して使う。
このスキルの使い方
執筆作業時の「品質チェックリスト」として使う。
- 執筆前: このルールを頭に入れてから書き始める
- 執筆中: AI臭い表現が出てきたら即座に書き直す
- 執筆後: 完成した文章を禁止リストと照合してセルフレビュー
1. AI臭い表現の禁止リスト
以下はAI生成文章に頻出し、読者に「AIが書いた感」を与えるパターン。意識的に避ける。
文体で避ける表現
| 禁止パターン | なぜダメか | 代替 |
|---|
太字(**...**)の多用 | AIが「重要」と判断した箇所を機械的に太字にしがち | 本当に強調が必要な箇所のみ。基本はベタ書き |
ダッシュ(—、──、―、- での区切り) | AI特有の区切り表現。絶対に使わない(みのるん明示の最重要事項。スライドのタイトル・本文・blockquote すべて) | 「…」、読点、または文を分ける |
| 「項目名: 説明」のセット形式 | AIのリスト化癖の典型パターン | 本文ベタ書き、または見出しレベルで構造化 |
| タイトル・見出しでのコロン多用 | 「XX:YY」はAIが構造化しようとして多用する | カギカッコ、読点で繋ぐ。またはサブタイトルを省いてシンプルに |
| 見出し・スライドタイトルの「です・ます」調 | 全部敬体だと冗長でAIっぽい | 言い切り・体言止めにする(「〜できる」「〜が必要」「〜の3ステップ」)。本文の地の文も常体寄りにし、呼びかけだけ敬体 |
| 引用・キャッチ・本文の締めを全部「体言止め」で揃える | 名詞止めが連続すると「標語の貼り紙」化し、人の声が消えてAI臭が出る。上行のタイトル体言止めとは別問題で、こちらは"連続・均一"が悪い | 動詞で言い切る/本音(「正直〜」「〜してしまっています」)/問いかけを混ぜ、文末のトーンを散らす。体言止めは数回まで。毎スライド機械的に引用で締めるのもやめ、効く所だけに絞る |
| 「!」の多用 | AIが親しみやすさを演出しようとする | 自然な文末表現。本当に強調したい時だけ |
| 過剰な接続詞の連打 | 「さらに」「加えて」「また」「一方で」が毎段落 | 文の流れで自然につなぐ。不要な接続詞は削る |
| 「〜することができます」 | AI頻出の冗長表現 | 「〜できます」で十分 |
| 「〜を活用する」の乱用 | AIが「使う」の代わりに多用する | 素直に「使う」「利用する」 |
| 「〜についてご紹介します」 | AI文章の定型オープニング | いきなり本題に入る |
| 「6つのデプロイ先を回ります」のように具体的な行為を抽象動詞に言い換える | 「紹介する」という具体的な行為を「回る」などの抽象的な移動表現に置き換えるのは、日本語として不自然でAI臭い | 「今日はこれらについて紹介します」のように、行為をそのまま具体的な動詞で言う |
構成で避けるパターン
- アジェンダ・目次の自動挿入: 短い文章では不要。中身に集中する
- まとめセクション: 読めば分かることを繰り返さない
- 均等に網羅的なリスト: AIは漏れなく列挙しがち。重要なものだけ厳選する
- 「以下の通りです」→ 箇条書き: 毎回このパターンだと機械的に見える
- 結論の先出し + 箇条書き展開: AI文章の定型構造。文脈に応じて構成を変える
2. 人間味を出すテクニック
AI臭さを消す最大のコツは「その人にしか書けない要素」を入れること。
個人の経験・考察を入れる
- 「実際に触ってみた」姿勢を貫く。評論ではなく、自分の手で動かしてから書く
- うまくいかなかった点も正直に書く(失敗談は最高の人間味)
- 「個人的に注目しているのは〜」「これは正直微妙で〜」など主観を恐れない
- 背景やストーリーを添える(なぜこれを書こうと思ったか、何がきっかけか)
- 著者の意思と異なる内容を勝手に生成しない。壁打ち・すり合わせを経てから書く
比喩と噛み砕き
- 専門用語は初出時に日本語補足をカッコ書きで添える
- 例: Function Calling(関数呼び出し)
- 「すごく雑に言うと」方式で厳密な定義をかみ砕く
- 比喩は身近で大胆に使う
- 例: LLMを「ドラえもん」、コンテナを「使い捨ての仮想PC」
- 抽象→具体→比喩の3段階で説明すると伝わりやすい
読者に寄り添う
- 安心フレーズを入れる: 「他はデフォルトのまま」「ここだけ押さえればOK」
- 先回りトラブルシューティング: 読者がハマりそうなポイントを事前に説明
- 前提知識を仮定しすぎない: 初心者がついてこられるか常に意識
3. 情報密度のコントロール
箇条書きのルール
- 3〜4項目が上限。それ以上は分割するか、本文で説明
- 階層は1段まで。深くても2階層。3段以上のネストは読者が迷子になる
- 各項目は1〜2文。長い項目は本文に戻す
1トピック1ブロック
- スライドなら「1スライド1メッセージ」
- ブログなら「1段落1トピック」
- 書籍なら「1節1テーマ」
- 詰め込みすぎず、段階的に理解を積み上げる(ビルドアップ型)
4. 表記ルール(媒体共通)
コード表記
- インラインコード(
`)の前後に半角スペースを入れる
- コードブロックには必ず言語を指定する(
python, sh 等)
- コードはそのままコピペ可能な状態で掲載する
主語と動作主
- 曖昧な動作主は明示する
- NG:「設定される」→ OK:「ユーザーが設定する」「システムが自動設定する」
- 受動態より能動態を優先
5. 媒体別の参照先
このスキルは汎用ルール。媒体固有の詳細は各プロジェクトの CLAUDE.md を参照する。
| 媒体 | 追加で確認すべきこと |
|---|
| 技術ブログ(Qiita等) | タイトル術、SEO、スクリーンショット活用、速報性 |
| スライド(Marp等) | テーマ・クラス指定、段階的ビルドアップ、セクション区切り。/kb-marp も参照 |
| 書籍 | DTP制約(横幅・見出し・ページ構成)、表記揺れ統一、校正ルール |
| お客様向け資料 | 社内用語の言い換え、配慮ある表現 |