| name | devil |
| description | 意見を出す前に、切り離した反論エージェントに主張を潰させ、返ってきた反証条件を確認してから答える。後戻りコストの高い相談(設計・技術選定・方針決め)で使う。「devil」「反論して」「この意見を潰して」と指示されたとき。 |
Devil(意見の事前反証)
意見を述べる前に、その意見を切り離した批評者に潰させる。返ってきた反論をそのまま受け入れるのではなく、反証条件を実際に確認し、確認できたときだけ意見を変える。
なぜこれが要るか
反論を受けたときに根拠なく意見を撤回するのは、LLM に共通する性質である。上流の相談で出したでっち上げの意見は、以降の設計・実装をすべて無駄にする。だから上流で、人間に見せる前に潰す。
同時に、反論に無条件で従うことも解決にならない。それは追従の向きが変わっただけである。だから本スキルの中心は反論を作ることではなく、反論を採否する規則にある。
使い方
/devil # 直前に自分が出そうとしている(出した)意見を対象にする
/devil <主張> # 指定された主張を対象にする
手順
1. 主張を1〜3文に確定する
対象の意見を、それだけ読めば意味が通る主張文に圧縮する。ユーザーに見せてから次へ進む(取り違えたまま反論しても無駄になるため)。
2. devils-advocate-agent を起動する
渡すのは 確定した主張文だけ。以下は渡さない。
- 会話履歴・作業の経緯
- その主張を誰が出したか、自分がどう考えたか
- 「これで良いか確認したい」等の期待を示す言葉
切り離しが仕組みの効き目そのものである。文脈を渡すとエージェントは味方をしはじめ、意味がなくなる。
3. 反証条件を実際に確認する
返ってきた「確認すべきこと」を、Read・Grep・Bash・WebSearch 等で自分で確かめる。ここを飛ばして判定してはならない。確認を省いた時点で、この仕組みは何も担保しなくなる。
4. 規則に従って判定する
| 確認の結果 | どうするか |
|---|
| 反論が成立すると確認できた | 意見を変える。どの事実で変わったかを明示する |
| 反論が成立しないと確認できた | 意見を維持する。維持する理由を述べる |
| 確認できなかった・調べきれない | 折れも維持もしない。「未確認」と明示し、何が分かれば決まるかを示す |
反論が来たこと自体を理由に意見を変えてはならない。変える根拠は、確認した事実だけである。
5. 報告する
## 検証した主張
<1〜3文>
## 反論
<エージェントが返した最も強い反論>
## 確認結果
<何を確認し、何が分かったか>
## 結論
<維持 / 変更 / 未確認>。<理由>
いつ使うか
既定はオフ。 呼ばれたときだけ動く。素の会話や、後戻りコストの低いやり取りを遅くしない。
呼ぶべき場面は、間違った意見が下流をまとめて無駄にするとき——設計方針・技術選定・進め方の相談など、その意見を土台に以降の作業が積み上がる場面である。
判断がつかないときは、ユーザーに使うかどうか聞く。